STUDY

  • Oct 2019

NISO01F

割烹料理店の移転計画。和やかな時間を過ごす割烹料理店を空間的サポートを行うにあたって考えたことは、お店に向かう・お店に入る・席に着く・料理を食べる・トイレで席を外す・帰宅するといったお店での一連の時間経過と共に変化する心理状況や行動を細分化し、その時、その場所での雰囲気を醸成していく流れのようなものができないかと考えた。

(1)参道の隠れ家
計画敷地の前面通りは江戸時代から戦前まで参道として地域のメインストリートだったが、戦後の開発によって拡張されてできた大通りに沿いに高層ビルが建設されたことで参道でありながら裏道となっている。都心の喧騒を少しだけ忘れることのできる隠れ家にはとても良い立地。

(2)動線と知覚の軸
動線の先にアイストップなどの視覚の軸を作ることで、「お店に向かう」「お店に入る」「席に座る」「料理を食べる」「席を外す」「帰宅する」といった一連の動作に伴って知覚される要素が場の雰囲気をがそれとなく現れる
   

住  所:
東京都
用  途:
店舗
意匠設計:
FESCH
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