COMPLETION
- Sep 2016
- Aug 2016
築30年になる事務所ビルのテナント区画内トイレ改修計画。
設備を一新するとともに、大便器・小便器の割合を適正化しながらメンテナンスのしやすいデザインが求められた。
一般的にトイレや洗面のサニタリーや照明は清掃のしやすさや清潔感のために白いものが多い。しかしトイレの主目的からするとあまり目立たせる必要はない。そこで陶器の汚れにくく清潔感のある白と汚れを見えにくくする黒とのコントラストで空間を構成し、明るさがほしい天井面と鏡面は白を基調とし、汚れを目立たせたくない床と残りの壁は黒を基調とした組み合わせにすることで清潔感を保ちながら汚れを目立たせなくすることが両立させた。空間構成は可能な限り凸凹を減らすことでメンテナンスをしやすくし、シンプルで清潔な洗面化粧室を目指した。