CONCEPT
- Aug 2014
内モンゴル自治区の農村周辺の大規模開発に伴い計画された商業施設。敷地は古い町並みが残る農村で、大規模開発によってスケールや生活スタイルの全く違う街区が隣接している。これらの街区の境界に立つのがこの商業施設である。本計画では大規模開発の経済効果を持たせつつ、これまでこの場所に住んでいた住民の生活スタイルに合わせた商業施設を目指した。方法としては、大規模の商業を一二階の中心部にまとめ、その上階に旧市街に見られるような一層、二層のボリュームを積層させブリッジでそれぞれを繋ぐことで、旧市街との生活スタイルやスケールの差を縮めた。また旧市街から敷地に伸びる商業道路を引き込むことで、旧市街のこれまでの生活のヒエラルキーを持たせた。
※前事務所担当物件