COMPLETION
- Dec 2019
空家となった一戸建てのコンバージョン計画。
シンメトリなー構造を利用してメゾネット住戸が連なる長屋へ変更し、賃貸住宅へコンバージョン。
リノベーションやコンバージョンの魅力の一つは緩やかに変化していくことで周辺環境に対して違和感なく溶け込めることだと理解している。本プロジェクトでは解体から新築という劇的な変化とは異なる変化を続ける建築のあり方を模索している。変化の連続をすることを前提としているので現段階においても完成はしていない。
一般的な賃貸住宅は模様替えの際に安価となるような仕様とするが、表面強度の強い部材を量産材を簡単に交換できる仕様にすることで交換期間、コストを大幅に削減する試みを行っている。ドライバー一本でスケルトンにすることが容易な作りとなっている。電気配線などの隠蔽部へのアクセスも容易にしていることから今後様々な変更が容易に行うことができる。また材料についても各専門職で余っている在庫品などを利用しているため各住戸の仕様はそれぞれ異なり、端材などを廃棄物を極力出さないようにするために端材を管理をして流用を積極的に行っている。